「カーバイトランプ」
と言う奴である。カーバイトは燃料です。
アルコールランプやガソリンランプや灯油ランプと同じように
カーバイトを燃料に使います。
聞き覚えのない人も多いかもしれないが、
現在はあまり販売はされていないみたいです。
1度見かけたのは釣具屋さんで集魚灯として売られていたぐらいかな。
このカーバイトライトは、懐中電灯の原型のような物で
炭坑や夜店で盛んに使われていた物だ。
現在では電池のライトにシェアを完全に奪われた。
アルコールランプなどとは光量が違う、
かなりの光量が有ったらしい。
このカーバイトランプは、別名アセチレンランプと言います。
実はカーバイトに水を加えるとアセチレンガスを発生させます。
このガスに火を付けて点灯する仕組みです。
ランプは2段構造になっていて、下の容器にカーバイト。
上の容器に水が入ります。
水を垂らしてガスの発生量を調節して光量を調節します。
詳しい化学式はこうです。
CaC2(カーバイト)+2(H2O)水
C2H2(アセチレン)+Ca(OH)2 (水酸化カリウム)
アセチレンガスは危険だ。水素以上に危ないガスだ。
安全の為、多少臭いが有るらしい。
純粋なアセチレンガスは無臭だ。
カーバイトは湿気に弱い為、直ぐにガスが発生する。
使い途中では火は消せても ガスは止まらないから
危険極まりない。
保管にも神経を使う物になるはずだ。
最近釣りキチ三平のアニメをみていたら、
これが登場していたので、非常に気になる商品である。
夜釣りには役立つかもしれない。
念のため調べると ヤフオクで古い未使用品が
4000円程度で売られていた。
カーバイトは危険物なので売っていないかと心配したが
1Kg680円程度でネットで売られていた。
災害現場ではガスの発生が心配なので火を使うのは
危ないから備蓄としては駄目であるが、
懐中電灯好きには、1度手にしてみたい代物である。
リスクのあるライトである。